酩酊 五月雨 きみ 魚

「自称異常」な女と「自称正常」な女。

『ちょこれいとけーきと彼女』


@、

待ち合わせに指定されたセブンイレブンの中に入るとすぐに深緑のコートが目に入った。
他愛ない話をしながら彼女の隠れ家のようなカフェに誘導され、ちょこれいとけーきとアイスティーと煙草と、彼女。さて、議論を繰り出そう。



わたしは、未だによく判らないのだ
だから知りたいのか、だから問いたいのか
彼女に『何か』を聞いたところで
それがわたしの『答え』になるはずも無い。
自我が強すぎるわたしは、それを
判った上で、じゃあ、何故それが
彼女なんだ。どうして、どうして。

、何時だって卑屈なわたしは
きっと何時だっていじけている。
わたしにとっては『芸術』である彼女は
勿論わたしに無いものを沢山持ってるし
わたしひとり居なくても別に彼女は
きっと困んないし。
どうせどうせどうせ別にいいもん
だってわたし何も無いし。

なんて卑屈になるわたしは
朝方の彼女からのえすおーえすの
ラインに安心して眠ったりする。

何も無いわたしには
彼女の「死にたい」が有る。
なんて気味のわるい、なんて悪趣味な
なんて、それは、何故。なんで、。



@訳も判らないような関係ですきっと。
友達です、と紹介するしか出来ないし
そうなんだし、そうなんだけど。
なんか違うんです。
なんかそれで収めてはいけないような
収められないような
収められる気がしない関係です。
これを あい だと 言うならば
彼女の「死にたい」をわたしは
宝物にするよ。




@ちょこれいとけーきとアイスティーと煙草と、彼女。


欲するとまた欲しくなる
どれもがわたしにとって中毒性に富んでいる。
危険、

、だから、あい しています。





@成美